なりきれない量産型ヲタク
「量産型ヲタク」
という言葉を、ジャニヲタなら1度は聞いたことがあるだろう。
洋服はevelynやAnk、現場バッグはfleurかSamantha。インスタのタグは#隠せないヲタク、ヲタプリラクガキには抜かりなく。自担出来る子ツイート。
そんな量産型ヲタクという存在を知ってから、私も憧れるようになった。
何でそんなに憧れるのか。それはずっと見ているとわかる。皆可愛い。服可愛い。ツイート可愛い。
量産型ヲタクって女子力高い…
ふわふわの髪もハンカチからスマホケースまで可愛い。ザ、女子。
そんな彼女らに憧れた成り上がり量産型ヲタクの4人はディズニーに行く予定を立てるなり
「量産型ヲタクコーデで行こう」と一致。
私は元々、服の系統がひとつに定まっていない系女子で色々な系統が好きだ。
ストリート、海外風、ギャル、キャバ嬢風…
そしてザ、女子な服。
しかしこうやって自担に溺れるようになり始めてから「ザ、女子」系統の服に対する
「ときめき」の気持ちが増加したのだ。
LARMEを手に取ってはかわいいを連呼し、109に行けば真っ先に階を目指す。そんなヲタクへと進化していた。
これは私にとってはとても良いことだ。
女子な服を見ることによりときめきが増える。
こんな可愛い服を可愛く着たい、そのためには痩せないと。
身だしなみから女子になりたい。祐也くんピンクだし、ピンク好きだなぁ。タオルから可愛いのにしよう。
自担のため、そして自分のために可愛くなることを惜しまない、たとえいくらお金を掛けても。
そんな「量産型ヲタク」が愛おしく、また尊敬の対象になっているのだ。
この前ラフォーレ原宿のセールに行ったが、evelyn、Ank 、マジェ共にJタレソングメドレー。
店内はサマンサバッグを持ったりフルールバッグを持った量産型ヲタクでいっぱい。
「愛おしいな」そう思った。
幸運な事に私の自担は量産型ヲタク的な服が好きなようなのでまさに一石二鳥だ。
自担にも貢ぎ、自担に見てもらうため、そして自分の女子力強化の為に投資をする。
お金がいくらあっても足りない。
でも頑張る。そんな彼女達を、「量産型ヲタク」になりきれない私ながらも見守っていきたい。